21日の紙面から
●小中高で修了式、春休みに 能代山本の小中学校や高校で20日、今年度の修了式が行われた。1年間の学校生活を振り返るとともに、一つ学年が上がる新学期に向けて気を引き締め、春休みに入った。

近藤校長から修了証書を受け取った児童代表(向能代小で)
●11月にキックモータ燃焼試験 能代市観測ロケット協力会(会長・斉藤市長)は20日、市役所で開かれ、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が能代ロケット実験場での5年度の実験計画などを説明した。小型の探査機で小惑星フェートンの近くを通過探査するための深宇宙探査技術実証機「DESTINY+(デスティニープラス)」の打ち上げに向け、11月にキックモータの燃焼試験を行うとした。また、再使用ロケット実験機の飛行試験も夏以降に計画している。
●「しらかみ地の塩基金」設立へ 能代市末広町の丹波望さん(89)ら有志が、市民活動の顕彰や文化事業などを活動目的とした地域団体「しらかみ地の塩基金」の設立に向けた準備を進めている。25日に能代市文化会館中ホールで同団体の発会式を兼ねた第1回顕彰式を行う。席上3人を顕彰し、活動をたたえる。
●ギバサ増殖会に水産庁長官賞 第28回全国青年・女性漁業者交流大会はこのほど、東京都内で開かれ、八峰町で海藻のギバサ(アカモク)の資源回復に取り組む「北部ギバサ増殖会」の実践発表が水産庁長官賞を受賞した。
●藤里小中学校で校旗返納式 今年度限りで閉校し、4月から義務教育学校・藤里学園になる藤里小と藤里中で20日、校旗返納式が行われた。児童と生徒がそれぞれの校旗を同町に返納するとともに、小学校、中学校の長い歴史と伝統を藤里学園に引き継ぐことを誓った。

藤里小の校旗を町に返納
●東北Sテニスシニアの部でV 第57回東北インドアソフトテニス選手権大会はこのほど、岩手県の花巻市総合体育館と一関市総合体育館で開かれ、男女14種目を行った。今大会から新設されたシニア男子70の部門で、能代市シニアソフトテニス協会の袴田文雄さん(74)=同市藤山=のペアが優勝を果たした。
●センバツ能代松陽きょう初戦 兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催中の第95回記念選抜高校野球大会に出場している東北地区代表の能代松陽は、大会4日目のきょう21日の2回戦第1試合(午前9時開始予定)で石橋(21世紀枠・栃木)と対戦する。初戦を翌日に控えた20日は大阪府伊丹市内のグラウンドで練習を行い、士気を高めた。大高有生主将(2年)は「自分たちの野球ができずに初戦敗退した昨夏の選手権大会の悔しさを晴らすため、一戦必勝で頑張りたい」と誓った。
●コロナ感染確認全県で8人 県と秋田市は20日、能代保健所管内を含む全県で8人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。全数把握見直しで現行の発表内容になった昨年9月27日以降で1桁は初めて。医療機関から感染者個々の発生届が提出されたのは1人で、能代管内は0人。県は18日公表分の新規感染者数に1人追加修正し、県内の感染者は累計19万9721人となった。また、新規クラスター(感染者集団)、新たな死亡報告の公表はなかった。
22日の紙面から
●能代松陽センバツ初戦突破 第95回記念選抜高校野球大会は4日目の21日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦3試合が行われ、東北地区代表で初出場の能代松陽が第1試合で21世紀枠出場の石橋(栃木、初出場)と対戦、初回と8回に挙げた得点を守り抜き、3─0でセンバツ初白星をつかんだ。同校の甲子園での勝利は能代商時代の平成23年夏以来11年ぶり、現校名となってからは初めて甲子園に勝利の校歌を響かせた。能代松陽の次戦は9日目の26日、3回戦第1試合(午前8時30分開始予定)で、昨年のセンバツ優勝校・大阪桐蔭(大阪)と対戦する。

石橋に勝利し、喜ぶ能代松陽ナイン
(阪神甲子園球場、時事)
●スタンドの声出し応援熱く センバツ甲子園初出場で初勝利を挙げた能代松陽。今大会は新型コロナウイルス禍で4年ぶりに声出し応援が解禁され、マスクの着用も自由化された。一塁側アルプススタンドでは生徒や教職員、選手の家族、選手を応援しようと駆け付けた大勢の人が声援を送り、初戦突破が決まるとスクールカラーのマゼンタのメガホンを振り上げて喜び合い、甲子園に初めて校歌を響かせた。

現校名での甲子園初勝利を願い、一塁側アルプススタンドで声援を送る能代松陽応援団
●バドミントンの技術磨き交流 能代市の能代バドミントンスポーツ少年団主催のバドミントン講習会が18日、市総合体育館で開かれ、市内の小中高生たちが北都銀行バドミントン部の指導を受けながら技術を磨いたほか、ミニゲームを楽しむなどして交流を深めた。
●真瀬川で渓流釣りが解禁 能代山本のヤマメ・イワナの渓流釣りは21日、八峰町の真瀬川で解禁された。真瀬川は好スポットとして知られ、解禁を待ちわびた釣り人たちが訪れて久しぶりの魚信を楽しんだ。

渓流釣りが解禁された八峰町の真瀬川で釣りを楽しむ愛好者
●彼岸中日、家族連れら墓参り 春彼岸中日の21日、能代山本各地の寺院や墓地には、先祖を供養する住民らが訪れ、墓石を清掃して静かに手を合わせる姿が見られた。
●市勢発展への功績たたえ表彰 能代市の市制施行記念表彰式は21日、市文化会館中ホールで行われ、福祉や文化、体育など各分野で功績があった受賞者62人の努力をたたえた。
●県内新たに96人の感染確認 県と秋田市は21日、全県で新たに96人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。医療機関から保健所へ感染者個々の発生届が提出されたのは29人で、能代管内は1人。新規クラスター(感染者集団)は1件が公表。県内の感染者は累計で19万9817人となった。死亡の報告公表はなかった。
●中央寿大閉講、33人に皆勤賞 能代市中央公民館主催の中央寿大学の閉講式は16日、市文化会館大ホールで行われ、33人に皆勤賞が贈られた。受講生はお互いの向学心をたたえ合い、4月開講式での再会を約束していた。
23日の紙面から
●勝利から一夜、松陽練習再開 春のセンバツ甲子園初勝利から一夜明けた22日、能代松陽は大阪市内の球場で練習を行った。選手たちはうれしい1勝から気を引き締め、初戦で課題に挙がった打撃練習に汗を流した。能代松陽は、大会9日目の26日に行われる3回戦第1試合(午前8時30分開始予定)で近畿地区代表の大阪桐蔭と対戦する。

センバツ甲子園初勝利から一夜明けた22日、打撃練習に打ち込む能代松陽の選手たち(大阪市内で)
●派遣後援会、次戦へ善意募る センバツ甲子園に出場している能代松陽高の派遣後援会(会長・原田大成同窓会長)は、選手の滞在費や生徒ら応援団の派遣費などを賄うため、寄付金を随時受け付けている。応援団の派遣には多額の費用が必要で、次戦・大阪桐蔭戦(26日)の派遣費が不足する可能性があるという。同校が募金を呼び掛けている。問い合わせは同校(☎0185・89・2021)へ。

センバツ甲子園に出場する野球部員らのため、募金を受け付けている能代松陽高
●能代市の公示地価下落傾向続く 国土交通省は22日、今年1月1日時点の地価公示価格を発表した。能代市の8地点の平均価格は1平方㍍当たり1万3500円で、前年より200円下落。平均変動率はマイナス1・2%で、下落幅は0・2㌽縮小した。商業施設が集積する国道7号沿いの「下野13─8ほか」(焼肉大同門能代店周辺)のみ前年から横ばいで、ほか7地点は下落。県内では、住宅需要の高まりが見られた秋田市中心部など一部の地域を除き、地価の下落傾向が続いている。
●5年度教職員人事異動発表 県教育委員会は22日、5年度人事異動を発表した。能代市内の県立学校では、能代松陽高校長に秋田商高副校長の川村寿紀氏を起用。能代支援学校長には同校教頭の佐藤圭吾氏が昇任する。能代山本の小中学校は、24校中14校で校長が異動。能代一中には渟南小校長の嶋田正明氏、渟西小は向能代小校長の近藤克彦氏、渟南小は能代市教委学校教育課長の矢田部瑞穂氏が就く。また、学校再編に伴って今春開校する義務教育学校藤里学園校長には、藤里中校長の佐藤政彦氏が就任する。発令は4月1日。
●タクシー運賃夏にも値上げ 東北運輸局は22日、県内のタクシー運賃について能代山本を含む「県B地区」(秋田市を除く全域)の運賃改定を検討した結果、「値上げが必要」と判断したと発表した。燃料費高騰などを背景に地区内のタクシー会社が値上げ改定を申請していた。今年夏にも新たな運賃が適用される見通し。
●豊島区との教育連携を継続 能代市と東京都豊島区の教育連携協定覚書署名式は22日、オンラインで行われた。能代市の高橋誠也教育長と豊島区の金子智雄教育長がそれぞれ署名し、引き続き両市・区の相互交流を継続し、深めることを確認した。
●コロナ全県で17人感染確認 県と秋田市は22日、能代保健所管内を含む全県で17人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。医療機関から感染者個々の発生届が提出されたのは3人で、能代管内は0人。新規クラスター(感染者集団)の公表はなかった。県内の感染者は累計19万9834人となった。このほか、県は感染者1人の死亡報告を公表し、県内の死者は595人となった。
●一中吹奏楽部がロビコン熱演 能代市能代一中吹奏楽部のスプリングロビーコンサートは18日、市文化会館大ホールホワイエで開かれた。アンサンブルや2年生部員のソロ演奏など多彩なプログラムが繰り広げられ、美しく迫力ある演奏で来場者を楽しませた。
24日の紙面から
●洋上風力発電所の完成祝う 丸紅が主導する特別目的会社「秋田洋上風力発電」(秋田市、AOW)が建設した能代、秋田両港洋上風力発電所の竣工(しゅんこう)式が23日、能代市文化会館大ホールで行われた。施工業者ら約300人が参加し、工事中断など紆余(うよ)曲折を経ながら完成した総出力約14万㌗の大型風力発電所の運転開始を祝い、今後20年間の安定的な操業を願った。

くす玉割りで能代港・秋田港洋上風力発電所の完成を祝った竣工式(能代市文化会館大ホールで)
●県議選告示まで1週間に迫る 任期満了に伴う県議選は、31日の告示まで1週間に迫った。能代市山本郡選挙区(定数3)は、現職4人、新人1人が立候補を予定。定数が1削減されて2人オーバーの構図が確定的となっており、各陣営は危機感を持ちながら前哨戦を活発化させている。本県、そして能代山本は、人口減少や企業の人手不足、子育て支援、高齢者福祉の充実といった課題が山積。県政の一翼を担い、課題に立ち向かう県議を選ぶ機会とあり、有権者の関心の高まりが期待されている。投開票は4月9日。
●能代市が定期人事異動発表 能代市は23日、5年度の定期人事異動を発表した。異動規模は194人で、部長級の退職者が1人のみと少ないことから、前年度を34人下回った。部長級の異動は4人で、総務部長に畠中徹企画部長、企画部長に有山勇市民福祉部長が就く。市民福祉部長には今野朋実総務部次長、新ポストの環境産業部主幹には大谷勉環境産業部次長がそれぞれ昇格する。発令は4月1日。
●統合中の実施設計費再提案へ 三種町の統合中学校の建設をめぐり、3月定例議会で議員の修正動議によって実施設計業務費を削除した5年度一般会計当初予算案が可決されたことを受け、田川町長は23日、取材に対し、「より良い学校施設を建てるための可能性を探りたい」と述べ、議員から狭さなどを指摘されたグラウンドについて精査し、6月定例議会までに再提案する方針を示した。建設場所は山本中グラウンドから変更せず、少子化の現状も踏まえ、「学校教育を充実させるため、8年度に開校したいという思いは変わらない」とも話した。
●合同入社式で社会人の決意新た 能代山本の事業所・団体への新規就職者を対象にした合同入社式が23日、能代市柳町のプラザ都で行われ、29社・団体56人の新入社員が激励を受けた。

能代山本の新入社員56人が参加した合同入社式(能代市柳町のプラザ都で)
●新入学児童へ黄色い傘贈る 県トラック協会能代山本支部(斉藤陽悦支部長)は、4月に入学する児童の交通安全と事故防止を願って、能代市内7校の新入生分261本の黄色い傘を寄贈した。17日に市教育委員会を訪れ、高橋誠也教育長に手渡した。
●気温上昇、3月観測史上最高 能代山本地方は23日、高気圧の影響で晴れ、気温が上昇。最高気温は能代市能代地域が23・9度(午後1時24分)、八峰町八森地域が22・1度(同0時23分)でともに3月の観測史上最高となった。
●全県新たに67人感染確認 県と秋田市は23日、能代保健所管内を含む全県で67人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。医療機関から感染者個々の発生届が提出されたのは26人で、能代管内は0人。県内の感染者は累計19万9901人となった。新規クラスター(感染者集団)、新たな死亡報告の公表はなかった。
25日の紙面から
●彼岸明け、安寧願い地蔵焼き 彼岸明けの24日、能代山本地方では「百万遍念仏」や「地蔵焼き」など各地で受け継がれてきた伝統行事が行われ、先祖の霊を見送るとともに、無病息災などを祈る光景が見られた。能代市の鶴形地域では、恒例の「地蔵焼き」が行われ、住民10人余りが参加。地蔵に見立てた稲わらを焼き、先祖の霊を見送った。

地蔵に見立てた稲わらを焼き、先祖の霊を慰めた(能代市鶴形で)
●能代市5年度予算案など可決 能代市3月定例議会は24日、本会議を再開し、5年度一般会計・各特別会計当初予算案や、新型コロナウイルスワクチン接種対策事業費などを盛り込んだ追加補正予算案、今年度各補正予算案、人事案、議会提出の市議会個人情報保護条例制定案など53件を可決、承認、同意したほか、陳情4件のうち1件を採択、2件を不採択、1件を継続審査として閉会した。
●あす新拠点周辺プレイパーク 能代市の商店街ワクワクプレイパークは、26日午前10時から畠町新拠点周辺で開かれる。空き店舗や歩道などでさまざまな遊びを提供。スタンプをためると景品をプレゼントする。
●期末謝恩特市、厚板振るわず 県銘木センター(瀬川貴志理事長)の期末謝恩特市が24日、能代市河戸川の同センターで開かれた。「柾平割」は堅調だったが、主力の「厚板」が振るわず、販売額は前年を約200万円下回る約1千万円にとどまった。

約1千万円の販売額だった期末謝恩特市(能代市河戸川の県銘木センターで)
●第四廃止で市立保育所3園に 能代市は、今月末で第四保育所(東大瀬)を廃止する。昭和51年の開所から46年余りの歴史に幕を下ろす。25日に閉所式が行われる。市立の保育所は平成18年の市町合併直後に13園あったものの、少子化が進行する中で廃止や民間移管を進め、第四保育所の閉所後は3園となる。このうち二ツ井地域の2園は7、8年度ごろをめどに民間移管する方針で、事業者との意見交換などが進められている。市は「少子化の中でも保育・教育の質を高められるよう、公立保育所の在り方を検討していきたい」としている。
●3回戦へ打撃練習中心に調整 兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催中の第95回記念選抜高校野球大会に出場している能代松陽は24日、兵庫県尼崎市内の球場で練習を再開し、打撃練習を中心に調整した。前日の23日は休養して英気を養った選手たち。27日に予定されている3回戦の大阪桐蔭戦に向け、はつらつと体を動かした。

練習を再開し、打撃練習に取り組む能代松陽の選手たち(兵庫県尼崎市内で)
●近藤3人制バスケ日本代表に 日本バスケットボール協会は23日、3人制バスケ「3x3」のアジアカップに出場する日本代表選手を発表、女子にWリーグのアイシンに所属する三種町出身のガード近藤京(19)が選出された。ヘッドコーチには能代工高出身でBリーグ1部・秋田ノーザンハピネッツの長谷川誠テクニカルディレクターが就いた。
●運転代行、基本料値上げへ 飲酒した利用客を送迎する「運転代行業」が苦境に立たされている。関係者によると、能代市能代地域で代行業を営むのは現在11社で、新型コロナウイルス流行前に比べ5社減。随伴の車両も約半分の14台に減った。代行業者の廃業・事業縮小の背景には、コロナ禍の経営難に加え、人手不足の深刻さがあり、「給料が安いため、乗務員を募集してもほとんど応募がない」(業者)という。こうした状況を打破し、代行業を持続可能な業態にするため、同地域の一部業者は、4月1日に初乗り料金(基本料金)を引き上げることを決めた。
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