21日の紙面から

●豊作願い田植え作業盛んに
 能代山本の水田で、田植えが盛んに行われている。好天に恵まれた20日は朝から農作業に励む人が各地で見られ、田植え機や苗を積んだトラックが行き交った。昨夏の豪雨被害を受けた農業者からは、天候不順がなく豊作を願う声が聞かれた。

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能代山本で田植え作業が盛んに行われている

(三種町下岩川字中野で)

●藤里町商店街振興会解散へ
 藤里町商店街振興会(斉藤和志会長)は、9月末で解散する。同会は藤琴の商店街のにぎわい創出に向けた活動を続けてきたものの、会員の減少と、管理する街路灯の電気代が高騰し、負担が大きくなっていることなどから、解散を判断した。19日夜、同町藤琴のかもや堂で開かれた総会で決めた。

●能代山本建設業協会が総会
 一般社団法人能代山本建設業協会(大森三四郎会長)の第76回定時総会は19日、能代市柳町の魚松で開かれ、公共事業の安定的・持続的発注に向けた提言・要望活動、後継者の確保・育成などを盛り込んだ今年度事業計画を決めた。役員改選では大森会長(大森建設)以下全員を再任した。

●ノルディックウオークに汗
 能代観光協会(佐藤肇治会長)主催の第19回秋田白神ノルディックウォーキングin能代が20日、能代市風の松原陸上競技場を発着点に特設コースで行われた。県内外からの参加者は風の松原の“グリーンシャワー”を浴びながら体を動かし、親睦も深めた。

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秋田白神ノルディックウォーキングin能代で風の松原周辺を歩く参加者

●おもしろアート春祭り盛況
 能代市の能代公園に活気を呼び込もうと、市民有志らによる「能代公園おもしろアート春祭り」が20日、同公園で始まった。今回は初めて2日間開催とし、バンド演奏や踊りなどのステージのほか、絵画展やハンドメード作品の販売、写生会、野だてなど多彩なプログラムを展開。初日は市内外から約2千人(主催者発表)が訪れ、園内はにぎやかな声と音楽に包まれた。きょう21日まで。

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多くの人でにぎわいを見せた「能代公園おもしろアート春祭り」

●能代と藤里で集団接種開始
 新型コロナウイルスワクチンの「5年春開始接種」で、集団接種が20日、能代市と藤里町でスタートした。重症化リスクが高い高齢者らに対象を絞り、ウイルスの変異株・オミクロン株にも対応する2価ワクチンを1人1回接種するもので、能代山本地域では、医療機関による個別接種が15日に開始しており、個別と週末の集団の〝2本立て”でワクチン接種希望者を受け入れていく。

●こども七夕8月1日開催
 NPO法人・青年クラブのしろ(加賀次朗理事長)の定時総会は19日、能代市柳町のプラザ都で開かれ、8月1日開催予定の第59回こども七夕に向けて準備していくことを確認した。

●手塩にかけた山野草ずらり
 能代市の能代白神山草会(畠満会長)の「春の山野草展」は20日、同市大森山の東北電力能代エナジアムパークで始まり、会員が丹精込めて育てたさまざまな種類の鉢植えが訪れた人を楽しませている。21日まで。

会員が丹精込めて育てた山野草がずらり

(能代エナジアムパークで)

22日の紙面から

●藤里駒ケ岳、房住山が山開き
 藤里町の藤里駒ケ岳(標高1158㍍)、三種町と能代市二ツ井町にまたがる房住山(409㍍)が21日、山開きした。それぞれ安全を祈願し、早速愛好者が登山、夏山シーズン到来を告げた。

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藤里駒ケ岳が山開き。関係者が安全を祈願(黒石沢登山口で)

●4年度のバス利用者減少
 能代市は、路線・巡回・コミュニティバスや予約制乗合タクシー「コサクル」の4年度実績をまとめた。利用者数は計24万35人で、前年度より1万4260人(5・6%)減少。人口減に新型コロナウイルス禍が重なり、路線バスやコミュニティバスの利用者が減った。一方、コサクルは増加し、住民への定着ぶりをうかがわせている。今年度はコサクルの運行地区拡大や、市街地でのAI(人工知能)オンデマンド交通の実証運行を計画し、市は「地域に沿った持続可能な公共交通網をつくっていきたい」としている。

●介護現場にロボット導入進む
 能代山本の高齢者介護現場で「ロボット」の導入が進んできている。県の介護ロボット等導入推進支援事業費補助金の活用実績は4年度までの5年間で計15件になり、4年度に離床センサーを導入した短期入所施設は、ベッドからの転落事故の未然防止や介護職員同士のコミュニケーション向上などに効果を感じている。

●おらほの館売り上げ堅調
 八峰町峰浜沼田の産直・おらほの館で農産物の直売を行う峰浜産直会(渡辺真由美会長)の総会はこのほど、同町の峰栄館で開かれた。産直会の昨年度売り上げは1億102万円で、目標の1億円をクリアした。前年度比では337万円減少した。

●能代港利活用テーマに議論
 能代商工会議所青年部(加藤裕介会長)の官民一体型の意見交換会「風会議in能代」が19日夜、能代市西通町のシャトー赤坂で開かれた。青年部会員と行政が「能代港の利活用」「洋上風力発電」をテーマに活発に議論し、自衛隊駐屯地の誘致や観光振興につながる洋上風力の電飾化、洋上風力サイトを活用したサーモンの養殖事業などさまざまなアイデアが出された。

●能代市スポ少本部が50周年
 能代市スポーツ少年団本部(藤田卓也本部長)の創立50周年記念式典は20日、能代市柳町のプラザ都で行われ、出席者がこれまでの歩みを振り返るとともに、今後も青少年の健全育成やスポーツの振興に向けて尽力することを誓い合った。

式典では功労者ら53人を表彰(能代市柳町のプラザ都で)

●中学招待野球、八峰2連覇
 第70回全県中学校招待野球能代大会は最終日の21日、能代市落合の能代球場で準決勝と決勝を行った。決勝は八峰が延長10回タイブレークの末に花輪を2─1で破り、2連覇を果たした。

●釣り公園をクリーンアップ
 能代クリーンアップ実行委員会(布川隆治会長)は21日早朝、能代市下浜の中島釣り公園で清掃活動に取り組み、草むらや岩場などに散乱しているごみを丁寧に拾い集め、環境美化に努めた。

中島釣り公園の清掃に取り組む参加者たち

 

23日の紙面から

●藤里に人気トラベルブロガー
 東南アジアの広い範囲で人気のトラベルブロガー・フィキリさん(29)=マレーシア=が22日まで8日間、藤里町を訪れ、ユーチューブ配信のための撮影を行った。撮影のテーマは町内のゲストハウス運営グループの活動で、白神山地・岳岱トレッキングや町内散策、地元町民との交流の様子を、東南アジア向けに配信する。

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素波里キャンプ場でキャンプを体験する様子を撮影するフィキリさん(右)

●産業フェア10月21、22日に
 のしろ産業フェア実行委員会(委員長・佐藤肇治能代商工会議所会頭)の今年度最初の会議は22日、能代市役所で開かれ、市内の産業が一堂に集まる「のしろ産業フェア2023」を10月21、22日に市総合体育館で開催することを決めた。出展数や集客力が落ちている現状への対応についても意見を交わした。

●魅力伝える求人票作成説明会
 6年3月に卒業予定の高校生の就職活動を前に、新卒採用を予定する事業所を対象とした高卒求人作成説明会が22日、能代市緑町のハローワーク能代で開かれ、事業所の職種名や仕事内容を正確に分かりやすく記入するなど、不安を抱える生徒が会社で働くことをイメージしやすい求人票作成のポイントなどを教えた。

●能代商議所が昨年度決算承認
 能代商工会議所(佐藤肇治会頭)の常議員会は22日、能代市元町の能代商工会館で開かれ、30日の総会に提出する昨年度一般・特別会計収支決算を承認した。一般会計で6027万円、6特別会計で662万円の収支剰余金を計上し、今年度の各会計に繰り越しすることを確認した。

●「あのねのネ」に文科大臣賞
 三種町の読み聞かせグループ「あのねのネ」(三浦重一会長)が、今年度子どもの読書活動優秀実践団体として文部科学大臣表彰を受賞した。22日に町役場で伝達式が行われ、会員たちは「大変光栄なこと。先輩たちがつないできてくれた活動が評価されてうれしい」などと喜びを語った。

●吹奏楽連13団体が合同演奏会
 能代山本地区吹奏楽連盟(山木亮会長)主催の第47回合同演奏会は20日、能代市文化会館大ホールで開かれた。小学生から一般まで13団体が出演し、吹奏楽の定番曲やポップスなどさまざまな作品を演奏。来場した保護者や地域住民らを楽しませた。

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能代山本の13団体が出演し、演奏を披露

(能代市文化会館で)

●日本海中部地震の記録伝える
 NHK秋田放送局(秋田市東通仲町)で22日、「日本海中部地震の記録・記憶」と題した展示が始まった。昭和58年5月26日に発生した地震をNHKが取材した映像や、被災の状況を伝える新聞記事を通じ、津波や地盤災害などの恐ろしさを伝えている。北羽新報の記事も展示。NHKの担当者は「40年がたち、当時を知る世代が減少している。改めて防災を考えるきっかけになれば」と話している。6月4日まで。

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北羽新報の記事も展示されている「日本海中部地震の記録・記憶」展(秋田市のNHK秋田放送局で)

●やなめし個性豊かな弁当販売
 能代市の柳町女性会(大谷直子会長)のイベント「やなめし」が20日、同市柳町で行われた。飲食店5店舗の個性豊かな弁当を販売したほか、水ヨーヨー釣りや秋田犬との触れ合いなどのコーナーも設けられ、柳町商店街は人出でにぎわった。

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5店舗が個性豊かな弁当「やなめし」を販売

24日の紙面から

●日本海中部地震40年パネル展
 昭和58年5月26日に発生した日本海中部地震による津波や地盤災害、建物被害の状況を収めた写真などを展示した「防災パネル展」が23日、能代市鰄渕のイオンタウン能代で始まった。同地震から40年の節目に当たり、国土交通省能代河川国道事務所、秋田地方気象台、能代市が共同で開いた。6月11日まで。

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日本海中部地震の被害の様子などを伝える防災パネル展(能代市鰄渕のイオンタウン能代で)

●紙芝居で避難の大切さ伝える
 八峰町八森小(安部晃幸校長)で23日、同町のおはなしの会「かもめ」による児童への読み聞かせが行われた。日本海中部地震から40年の節目を迎え、山本百合子代表(80)=同町八森=が手作りの紙芝居を披露。地震や津波の怖さ、自分の命を守るため、すぐに高台へ避難する大切さを伝えた。

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地震の恐ろしさと教訓を紙芝居で読み聞かせた山本代表(八森小で)

●ドローンで農薬散布実証試験
 能代市真壁地のネギ畑で23日朝、ドローン(小型無人機)を使った農薬散布の実証試験が行われた。ドローンが水稲作付けで活用されるケースが多い中、大館市の東光鉄工と能代市がネギ栽培の省力化を期待して取り組む。人力よりはるかに速いスピードで散布される様子に理解を深めた。今年度6回散布して効果を探る。

●のしろみなと祭り7月2日に
 のしろみなと祭り2023実行委員会(菊池幸礼委員長)の第1回会議は22日夜、能代市元町の能代商工会館で開かれ、今年の祭りを7月2日に能代港大森埠頭(ふとう)用地で開催することを決めた。海上自衛隊の護衛艦が来港する予定で、巡視船の乗船体験、ダンス競技や園児の鼓笛パレードなどのステージイベントを計画している。

●アースデイ能代の活動報告
 地球環境を考え行動する「アースデイ能代」の実行委員会の高校生が19日、能代市柳町の渟城幼稚園を訪れ、4月22、23日に行った同イベントの活動を園児の保護者や小学生などに報告した。「家庭でも地球環境のためにできることはたくさんある」とし、家族で行動に移すよう呼び掛けた。

●能代電力センター非常食寄付
 東北電力ネットワーク能代電力センター(佐渡雅樹所長)は18日、能代市社会福祉協議会(鎌田耕次会長)へ非常食96食を寄付した。7月には子ども食堂やフードバンクに取り組んでいる同市萩の台の浄明寺にも贈る予定。

●二ツ井小にエコキャップ贈る
 能代市の二ツ井町商工会と、同商工会が運営する恋文すぽっと・きみまちは22日、町民の協力で回収したエコキャップ(ペットボトルキャップ)と空き缶のプルタブを二ツ井小の環境委員会に寄贈した。

●27日伝統の「嫁見まつり」
 能代市の伝統行事「嫁見まつり」は、27日に同市御指南町の日吉神社で行われる。今年は県内外から11人が参加予定で、午後5時30分から行列を披露。あでやかな花嫁姿の女性たちが参道を歩く。また、4年ぶりに子どもたちによる「Kids着物行列」が行われるほか、飲食の出店も設けられるなど、多彩な催しを展開してまつりを盛り上げる。

 

25日の紙面から

●スラムダンク聖地巡礼で連携
 人気バスケットボール漫画「スラムダンク」を原作としたアニメーション映画「THE FIRST SLAM DUNK」公開をきっかけに聖地巡礼スポットとして盛り上がりを見せている能代と由利本荘両市の市長が24日、能代市役所でエール交換を行った。斉藤市長と湊貴信由利本荘市長が互いにバスケットボールを模した工芸品を贈り合い、今後も連携して地域活性化に取り組んでいくことを約束した。

斉藤市長と湊市長が互いに工芸品を贈り、さらなる連携を約束(能代市役所で)

●銘青会まつり入賞製品決まる
 県銘木青年会(小林栄也会長)は24日、第39回銘青会まつりに出展される製品と原木約6300点を審査し、入賞7点を決めた。最高賞の知事賞には、瀬川銘木(同市中川原)が製材した天然杉の腰板が輝いた。銘青会まつりは、26、27両日、能代市河戸川の県銘木センターで開かれる。

●27日能代港に外国クルーズ船
 クルーズ船「ヘリテージ・アドベンチャラー」が、27日に能代港4万㌧岸壁に初めて寄港する。能代七夕正流会の演奏や記念行事が行われる。一般住民は立ち入りできない。

●大地震想定し情報伝達を確認
 県は24日、県庁で大規模地震に備えた訓練を行った。昭和58年5月26日に発生した日本海中部地震と同規模の地震が発生し、沿岸部が津波に襲われたと想定。各市町村との情報伝達訓練を行い、迅速な住民の避難や被害状況の把握、復旧につなげる体制を確認した。

●洋上風車で消防が救助訓練
 洋上風車での作業事故などに備え、有事の対応を確認しようと、能代山本広域市町村圏組合消防本部と丸紅洋上風力開発(東京都)は24日、能代港の洋上風車で訓練を行った。同本部によると、洋上風車での訓練は全国初の試みで、約10人が参加。救助方法や資機材の使い方を確かめるとともに、協力体制を整えた。

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風車タワー内から要救助者を運び出した隊員ら(能代山本広域市町村圏組合消防本部提供)

●青空の下、能代松陽高運動会
 能代松陽高(川村寿紀校長、生徒524人)の大運動会は24日、能代市風の松原陸上競技場で行われた。爽やかな青空の下、そろいのクラスTシャツや鉢巻きを身に着けた生徒たちは徒競走やリレーなど各種目に臨み、学校生活の思い出の一ページを刻んだ。

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青空の下で各種目を楽しんだ生徒たち(能代市風の松原陸上競技場で)

●二ツ井中生がふるさと探訪
 能代市二ツ井中(大塚孝樹校長)の1年生たちによる「ふるさと探訪」は18日、同市二ツ井町のきみまち阪県立自然公園で行われた。生徒たちは、幼少の頃からなじんできた公園でも初めて知ることがあり、歴史や自然を改めて学んでふるさとへの愛着を一段と深めていた。

●本因坊戦にちなんだ商品多彩
 囲碁の「第78期本因坊戦」七番勝負の第2局が28、29日に能代市柳町の旧料亭金勇で行われるのに合わせ、市内の飲食店や菓子店などが囲碁をモチーフにした商品を販売する。各店が工夫を凝らした期間限定商品で、「囲碁のまち能代」を盛り上げる。

 


 

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