6日の紙面から
●園児たち流木使い創作活動 能代市轟の轟保育園(九嶋洋子園長)で4、5の両日、アーティストとして国内外で活動するGOMAさん(36)=本名非公開=を講師に招いた木育ワークショップが開かれた。園児たちは自分たちで拾い集めた流木を使って創作活動に取り組み、園庭に木の空間を作り、木の良さやぬくもりを感じ取っていた。

GOMAさんと園児たちが流木を使った空間を完成(能代市の轟保育園で)
●「天空の不夜城」の在り方協議 能代市は、能代七夕「天空の不夜城」の今後について協議するため、今月28日に在り方検討会の初会合を開く。不夜城は平成25年の初運行から10年が経過し、多くの市民の参加や誘客でにぎわいを生み出してきた一方、担い手の確保や灯籠の更新費用の確保といった課題も顕在化。検討会では不夜城協議会や商工・観光団体などに委員を担ってもらい、さまざまな視点で「今後のあるべき姿」を協議する。斉藤市長は市議会で「金をかけてまでも続けることに市民の理解が得られるかも含めて検討する」と答弁しており、協議の行方が注目される。
●西村環境相が藤里町視察 本県と青森県にまたがる白神山地が今年で世界自然遺産登録30周年となるのに合わせ、西村明宏環境大臣が5日、藤里町にある白神山地世界遺産センター・藤里館などを視察した。西村大臣は「自然環境を保全しつつ、多くの人が白神山地に興味を持ち、核心地域に入らなくても白神山地を愛(め)で、この地域に訪れてもらえるように考えていきたい」と述べ、緩衝地域や遺産地域以外の自然環境の利用などによる地域活性化を強調した。
●三種町「チョイスPay」導入 三種町は今月から、ふるさと納税の返礼品として、寄付した瞬間に寄付額の3割のポイントがチャージされる電子決済サービス「チョイスPay」を導入した。加盟店でサービスを利用できる仕組みで、同町では秋田森岳温泉36ゴルフ場でプレー料金として利用できる。町は、ふるさと納税の取り組みの一つとして、町外に情報発信しながら、利用客に地域の魅力を肌で感じてもらい、気軽にふるさと納税をしてもらいたい考えだ。
●秋田杉の里二ツ井まつり開催 第34回秋田杉の里二ツ井まつりは、15、16の両日、能代市二ツ井町小繋の道の駅ふたついで開かれる。木工品の展示販売、わくわく木工体験を行い道の駅に立ち寄った人たちに「秋田杉の里」をPRする。今夏は同道の駅のオープン5周年祭も同時開催、お楽しみ抽選会などが行われる。
●原田りりこさん4年ぶり個展 能代市浅内のイラストレーター、原田りりこさんの4年ぶりとなる個展「I Love You 再会の夏2023」が5日、秋田市大町のココラボラトリーで始まった。会場には鮮やかで笑顔が印象的な作品が並び、訪れた人たちも笑顔で作品を楽しんでいる。7日まで。

色鮮やかな作品が並ぶ原田りりこさんの個展(秋田市大町のココラボラトリーで)
●高校野球秋田大会あす開幕 第105回全国高校野球選手権記念秋田大会は、7日に秋田市のこまちスタジアムで開幕、同球場など4球場で21日まで熱戦を繰り広げる。2日目8日の1回戦に能代が登場。3季連続の甲子園出場を狙う能代松陽は9日、能代科学技術は10日の2回戦に臨む。今年は4年ぶりに開会式を実施し、選手宣誓は能代科技の武田璃路主将(3年)が務める。
●秋元さん軍用車プラモで金賞 趣味でプラモデル製作を楽しんでいる能代市下瀬の秋元博さん(63)は、製作暦が半世紀に及ぶ。特に戦闘機や装甲車両などミリタリー系は市販のプラモデルのパーツやフィギュアを加工・着色して精巧に作り上げ、どの作品も兵士たちが談笑したり休息するシーンばかり。「作るのが楽しい」と、これまでコンテストなどは避けていたが、たまたま知人の薦めで出品した第13回東北AFVの会コンテストのテーマ別部門(軍用車両)で金賞を受賞した。

細部にこだわったプラモデル製作が趣味の秋元さん
7日の紙面から
●学校で七夕ばやしの練習熱く 能代市中心部の国道101号で行われる能代七夕「天空の不夜城」(8月2、3日)に参加する市内の小中学校や高校では練習や集会が連日開かれている。6日は能代科学技術高で初めての練習会、渟西小では恒例の「能代七夕集会」が行われた。集会には3日に「一中若」を運行する能代一中の3年生も参加。「盤若の丘」3校の児童生徒たちは地域に活気を呼び込もうと、意欲を燃やしながら参加した。

「天空の不夜城」のはやしや曳き手の練習に励む生徒(能代科学技術高体育館で)
●5月の有効求人倍率1・64倍 ハローワーク能代は、5月の管内の有効求人倍率(常用)が1・64倍と発表した。前月比0・05㌽の微増で、県内11ハローハークで2カ月連続で1位となった。前年同月に比べると0・27㌽下がったが、同ハローワークは「依然として人材不足なことに変わりはない」としている。
●大曲地区の国道歩道整備完了 国土交通省能代河川国道事務所は、元年度から三種町大曲地区の国道7号で進めてきた歩道整備の工事を完了した。従来より1㍍広い2・5㍍幅のゆったりとした歩道に造り直し、併せて路肩の幅員も大きく広げた。同事務所は「歩行者、車両ともに、安全・安心に通行できる区間になった」としている。

三種町大曲地区の国道7号歩道整備事業が完了した
●防災力向上のポイント学ぶ 平成23年3月11日の東日本大震災を教訓に、地域の防災力向上のポイントを学ぶ講演会が5日、能代市文化会館大ホールで開かれた。三陸河北新報社(宮城県石巻市)の元編集部長で、石巻震災伝承の会代表理事を務める大須武則さん(66)=同市=が災害の記憶を忘れず、自分ごとに捉えて日頃から備える大切さを呼び掛けた。
●県、保護犬譲渡の可能性探る 藤里町の住宅などで多数の犬が放し飼いにされていた「多頭飼育崩壊」の問題で、県が昨年3月に保護した56匹のうち、6日までに20匹が新たな飼い主や動物愛護団体に譲渡された。さらに5匹が引き取り先を募集中だが、半数以上の31匹は依然として人への警戒心が強く、職員がなでることも難しい状況という。県は、譲渡が可能かを判断するための基準を策定。満たせなければ殺処分を検討するが、県は「譲渡の可能性を探りたい」としている。譲渡可能な保護犬の情報は、県生活衛生課のホームページで公開している。
●八峰町の海水浴場が海開き 県内の海水浴場のトップを切り、八峰町の岩館、滝の間両海岸が6日海開きした。岩館海岸海浜プールで安全祈願の神事が行われ、関係者が水難事故のない夏を願った。
●高校野球秋田大会きょう開幕 第105回全国高校野球選手権記念秋田大会は、きょう7日に秋田市のこまちスタジアムで開幕する。夏の夢舞台・甲子園を懸け、各チームが21日まで熱戦を繰り広げる。能代勢は、能代が8日のグリーンスタジアムよこての1回戦(午前10時)で湯沢と対戦。能代松陽は9日の八橋球場の2回戦(午後1時)で横手と、能代科技は10日のグリーンスタジアムよこての2回戦(午前10時)で大曲─由利の勝者と顔を合わせる。
●二ツ井小児童「岩堰用水」学ぶ 能代市二ツ井小(安井敦子校長)の4年生が3日、ふるさと学習の中で、岩堰用水を見学した。児童たちは、江戸時代から今に至るまで用水が地域の田畑に水を運び、農業の重要な基盤になっていることを学んだ。

岩堰用水の取水口などを見学した二ツ井小の児童たち
8日の紙面から
●高校野球秋田大会が開幕 第105回全国高校野球選手権記念秋田大会は7日、秋田市のこまちスタジアムで4年ぶりとなる開会式を行い、甲子園出場を懸けた熱戦が幕を開けた。能代勢3校を含む44校・40チームの選手たちがはつらつとした声を響かせながら行進し、士気を高めた。また、同スタジアムで1回戦1試合を行った。

全国高校野球選手権記念秋田大会が開幕し、先頭で入場行進する能代松陽(秋田市のこまちスタジアムで)
●クマ被害防止へ緩衝帯整備 能代市は、クマ被害防止対策の一環として、今年度から同市二ツ井町仁鮒地区で緩衝帯の整備に取り掛かる。民家に近い林のやぶなどを除去して空間を開き、クマが隠れられないようにする取り組みで、9年度まで5年かけて17・1㌶で下刈りを実施する。今年度は旧仁鮒小グラウンド付近など2・6㌶で計画し、9月から作業に着手する予定。市は2~4年度に事業を実施した桧山地区でクマの出没件数が少なくなっているとみており、「クマが人家の近くに来ないよう取り組んでいく」としている。
●組子細工の名刺ケース第3弾 能代市扇田の木製建具メーカー「大栄木工」(能登一志社長)が立ち上げたブランド「shinboku(シンボク)」は、くぎを使わずに小さな木片を組む伝統技法「組子細工」を施した名刺ケース「Enishi(エニシ)」の第3弾を発売する。鳥海山麓で約2500年間眠っていた神代杉(埋もれ木)と、銘木と名高い天然秋田杉(天杉)を素材にした特別版の2種類で、ブランド発足1周年を記念し60個限定で製造する。希少な木材と繊細な手さばきが要求される匠の技で仕上げた大好評商品の新版で、10日から注文を受け付ける。

shinbokuが60個限定で販売する第3弾の名刺ケース「Enishi」
●八峰町で県北町村議員研修 県北地区町村議員研修会は7日、八峰町で開かれ、参加した議員らが共通課題である人口減少や働き手の確保に向けて、3年度から同町で取り組んでいる「半農半X」をテーマにした講演を聴いたほか、グラウンドゴルフを楽しみながら交流を深めた。
●科技高バスケ部にコメとネギ 能代市とJAあきた白神は7日、能代科学技術高バスケットボール部に同JAのあきたこまちの玄米と白神ねぎを寄贈した。全国制覇58回を誇った能代工時代から続く贈呈。部員のうち寮生と下宿生計19人に白神ねぎ50㌔と、1年分の消費量として1人1俵(60㌔)ずつのコメを贈り、今後の活躍に期待した。

能代市とJAあきた白神が能代科技高バスケ部にコメと白神ねぎを寄贈(同校体育館で)
●八峰風力発電所で救助訓練 八峰町峰浜沼田の八峰風力発電所(出力1万9950㌗)で6、7の両日、作業員の救助・避難訓練が行われた。高さが84㍍ある風車の支柱(タワー)最上部からロープを使った緊急避難や傷病人を救助する流れを確認した。発電所を運営する八峰風力開発(東京)から保守点検業務を委託された米電機大手ゼネラル・エレクトリック(GE)が能代山本広域消防本部の協力を得て実施し、全国各地の作業員ら延べ約50人が参加した。国内で約200基の風車をメンテナンスするGEが実機を使って訓練するのは国内で初めて。7日に報道陣に公開された。

高さ84㍍のタワー最上部から降下する消防隊員(八峰町峰浜の八峰風力発電所で)
●渟西小児童が田楽灯籠作り 来月2、3日に能代市中心部の国道101号で開催される能代七夕「天空の不夜城」に参加する同市渟西小(近藤克彦校長)の6年生が7日、同校体育館で田楽灯籠づくりに取り組んだ。児童たちは県内外から訪れる大勢の観光客の前で掲げて歩くことを想像しながら、障子紙に自分の名前と将来の夢を墨書きし、田楽の木枠に貼り付けた。作業は10日も行われる。

「天空の不夜城」に参加する渟西小の6年生が田楽灯籠づくりに取り組んだ
●七夕行事で異世代交流楽しむ 「七夕」の7日、能代山本地域の保育所や幼稚園などでは、子どもたちが七夕にちなんだ歌を歌ったり、その由来に触れたりする七夕祭りや集会が開かれた。能代市上町の能代ふれあいプラザ・サンピノでは、第一保育所の園児、能代ふれあいデイサービスセンターを利用するお年寄りたちがそれぞれ歌や遊戯、体操を発表し、交流を楽しんだ。
9日の紙面から
●けやき公園で「青空フェスタ」 能代市民有志による「まちなか青空フェスタ」が8日、同市上町のけやき公園で開かれた。ヨガや木製のピンと棒を使ったスポーツ「モルック」の体験会のほか、ハンドメード作家らによるマルシェも展開。多くの家族連れが来場し、園内は活気に包まれていた。

多くの家族連れでにぎわいを見せた「まちなか青空フェスタ」(能代市上町のけやき公園で)
●高校野球、能代1回戦勝利 第105回全国高校野球選手権記念秋田大会は2日目の8日、秋田市のこまちスタジアムなど4会場で1回戦7試合が行われた。能代がグリーンスタジアムよこてで湯沢と対戦し、2─1で競り勝った。能代は元年以来4年ぶりの初戦突破。きょう9日は4会場で2回戦8試合が行われ、能代松陽が八橋球場の第2試合(午後1時開始予定)で第7シードの横手とぶつかる。
▽1回戦(グリーンスタジアムよこて) 能代100100000 2 湯沢000010000 1
●400歳野球大会8強決まる 第81回400歳野球大会(北羽新報社主催)は8日、能代市の赤沼球場と八峰町の峰浜野球場で3回戦8試合を行い、ベスト8が出そろった。暑さに負けず実年球児は奮闘。チーム・ヴェルファイアは素波里クラブに、能代フェニックスBCはチーム山の神に僅差で勝利。能代市役所、河戸川クラブ、山本OB、東能代イースターズ、21クラブ、峰夢Runはそれぞれ大勝した。大会は15日に赤沼球場で準々決勝4試合を行う。
●初の「わっこちゃん食堂」 能代ふくし会(三澤弘文理事長)は8日、地域貢献活動の一環で、同市柳町の「まるっとステーション・まちなか」内で第1回わっこちゃん食堂を開き、近隣住民らにミニ唐揚げ丼を振る舞い、くつろぎの空間と時間を創出した。食を通して、居場所や交流の機会を提供しようと、活動のPRも兼ねて街なかで〝開店〟。今年度は同ふくし会が運営する施設がある地域でも開きたい考え。

第1回わっこちゃん食堂が開店し、食とくつろぎの時間を振る舞った
●釜谷浜海水浴場が海開き 三種町の釜谷浜海水浴場が8日、海開きした。町観光協会(畠山慶午会長)が安全祈願祭を行い、シーズン中の無事故と遊泳や観光で多くの人が訪れるよう願った。

神事でシーズン中の安全を祈願
(三種町釜谷浜海水浴場で)
●29、30日おもしろ映画祭り 名画を大型スクリーンで上映する「能代おもしろ映画祭り」が29、30の両日、能代市文化会館中ホールをメイン会場に開かれる。白黒の名画やカラーの青春映画を上映するほか、原作者・石坂洋次郎に焦点を当てた講演会やコーラスグループと観客が一緒に歌う合唱も企画している。
●強制連行犠牲者の冥福祈る 戦時中に八峰町の旧発盛精錬所で強制労働に従事させられた朝鮮人の墓とされる墓石がある同町八森字泊台地内で8日、県朝鮮人強制連行真相調査団による慰霊式が行われた。参加者が犠牲者の冥福を祈り、恒久平和の思いを強めた。
●サンピノで七夕コンサート 能代市上町の能代ふれあいプラザ・サンピノで7日、同プラザイベント実行委員会(小山佳代子会長)主催の第19回街角の音楽会「七夕コンサート」が開かれ、来場者はジャズバンドの生演奏をたっぷりと楽しんだ。

ジャズバンドの生演奏を楽しんだ七夕コンサート
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