年賀状に手書きの絵を添え 心こもった1枚仕上げる

 手描きの絵を添えた年賀状で新年の喜びを伝えたい──。能代市元町の能代商工会館で13日、来年の干支(えと)などを題材とした絵手紙教室が開かれ、愛好者が心のこもった1枚を仕上げた。能代法人会がこの時期に開いている恒例の教室。市内の絵手紙グループ「こもれび工房」を主宰する柴田テツ子さん(81)=同市栄町=が講師を務めた。干支の図柄は、白蛇がとぐろを巻いているところにミカンを載せて鏡餅に見立てたかわいらしいもの。味わい深く仕上げるこつは、墨の縁取りと色付けする部分の間に少しの余白を残すこと。見る人に窮屈感を与えないための工夫という。柴田さんは「手描きの年賀状は、もらった人をほっこりした気持ちにさせてくれる。上手でなくても、真心は伝わる」と話した。

来年の干支のヘビなどを題材に絵手紙を制作(能代商工会館で)
来年の干支のヘビなどを題材に絵手紙を制作(能代商工会館で)

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