
作りたてメニューに笑顔広がる 向能代子ども食堂、9年目始動
作りたての温かい食事と、心地よい居場所を提供しようと活動している向能代子ども食堂(腰山郁子代表)は28日、能代市向能代の特別養護老人ホーム・しののめの交流広場で開かれた。平成28年12月に初めて開催し、この日が活動9年目の第1回。近隣の子どもたちや親子連れ50人が〝一足遅れ〟のクリスマスメニューをおいしそうに口に運び、おしゃべりを弾ませたりゲームや学習を楽しんだりした。同食堂は、子どもの貧困や孤食の問題に限定せず、年代を問わず誰でも参加でき、温かい食事を楽しめる「ほんわかとした居場所」をつくろうと活動。新型コロナウイルス禍の影響による休止や会食中止も乗り越えてきたほか、活動が知られるにつれ物心両面の協力者・団体・企業が少しずつ増加。現在は会員12人で調理や運営をこなしている。
