ハウス内に「春」広がる 能代市二ツ井町で山ウドの収穫作業

 能代市二ツ井町で、山ウドの収穫が行われている。ビニールハウス内では、シャキシャキとした食感が魅力の「春の味覚」が土から顔を出し、農家が掘り取り作業に汗を流している。4、5年度は夏場の大雨などの影響で収量が落ち込んだが、今年度は順調に生育。各地の市場から高く評価されており、二ツ井の特産が食卓を彩ってくれそうだ。山ウド栽培は、昭和50年代半ばに当時の二ツ井町農協が冬季の農家所得確保のため奨励し、特産に定着。JAあきた白神(本店・能代市)管内では「白神山うど」の名称で県内や関東などの市場に出荷している。高齢化で生産規模は縮小傾向だが、今年度は約30経営体が前年度並みの12・8㌶で作付けしている。

土床から山ウドを掘り出す農家(能代市二ツ井町梅内で)
土床から山ウドを掘り出す農家(能代市二ツ井町梅内で)

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