市民ファンド「地元枠」に5億550万円 白神ウインド社陸上風力発電

 能代市と八峰町に25基の陸上風車を建設した「白神ウインド合同会社」(同市河戸川、代表社員=大森建設)が資金調達の一部に活用する市民ファンド「白神ウインド地域ファンド」は、全国の個人、法人から564件、9億5240万円の申し込みがあった。このうち「地元枠」として優先的に募集した2市町からは210件、5億550万円が集まった。目標の20億円には届かなかったが、事業への影響はないという。市民ファンドは、電力会社に売電した収益を出資した住民らに分配する仕組み。昨年10月から1カ月間は2市町の住民と企業を先行して受け付け、上限に達しなかったため、11月から県民向けに2次募集し、12月16日から1月17日まで全国に対象を広げた。ファンドは4月から運用を開始する。

市民ファンドを活用した資金調達で地元から5億円集まった白神ウインド合同会社の風車(能代市竹生で)
市民ファンドを活用した資金調達で地元から5億円集まった白神ウインド合同会社の風車(能代市竹生で)

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