
作品に込めた思い語る 「ら・かんぱねら」の鈴木監督、北羽新報社を訪問
50歳を過ぎてピアノを独学で始め、名曲「ラ・カンパネラ」の演奏に挑戦する佐賀県のノリ漁師を主人公にした映画「ら・かんぱねら」を企画、監督した鈴木一美さん(69)=大仙市出身=が6日、能代市西通町の北羽新報社を訪れ、作品に込めた思いを語った。映画の制作は、モデルとなったノリ漁師(徳永義昭さん)を動画サイトで知ったのをきっかけに始まり、佐賀に住み込みながら4年がかりで完成させた。主役のノリ漁師役は伊原剛志、妻役が南果歩。鈴木監督は「夢を追い掛ける夫婦愛の物語であり、三代続いた家業の継承、ノリ漁を取り巻く環境問題。皆さんが食べているノリがどう作られているのか、そういうところも知ってほしかった」と話した。「ら・かんぱねら」は、8日にあきた十文字映画祭(横手市)でオープニング上映される。
