
春待つ木々を観察 能代・風の松原で「かんじきウオーク」
能代市の風の松原で11日、かんじきやスノーシューを履いて散策を楽しむイベントが開かれた。参加者は新雪を踏みしめながら約2時間かけて松原内を巡り、ウサギやキツネといった動物の足跡を見つけたり、春を待つ木々の冬芽を観察したりして、冬ならではの景色を楽しんだ。NPO法人能代観光協会が「かんじきウオーク」と題して開催。同市と秋田市から6人が参加し、風の松原ガイドの会(佐野弘一会長)が案内役を務めた。松原内は、ここ数日の寒波で一面の雪景色。参加者は柔らかな新雪の感触を楽しみつつ、ゆっくりと歩を進めた。ガイドの会は、風や飛砂から能代の街を守ってきた松原の歴史についても解説。松くい虫被害を受けたクロマツの伐採作業が行われていることも説明し、参加者は松原の保全に関わる課題についても考えた。
