
三菱商事の洋上風力発電計画、事業性再評価の年度内取りまとめ困難か
三菱商事(東京)が能代市・三種町・男鹿市沖を含む国内3海域で計画する洋上風力発電プロジェクトで事業性を再評価していることに絡み、三菱側が地元自治体に再評価の結果を年度内(3月末)にまとめることが難しいとの見解を示していることが23日、分かった。再評価の対象となるコストとスケジュールの見直しが来年度にまたがる公算が大きくなり、来年3月を予定する着工への影響が懸念される。事業撤退の臆測もくすぶっており、見通しは不透明だ。三菱商事などでつくる「秋田能代・三種・男鹿オフショアウインド合同会社」(秋田市)の担当者が今月5日、三種町役場に田川町長を訪れ、やりとりの中で再評価の結果を年度内にまとめることが難しいことを認めた上で、早期に結論を出して報告する旨が伝えられたという。
