能代山本の中学校、校則見直す動き広がる 生徒に服装を選ばせる学校も

 能代山本の中学校で校則を見直す動きが広がっている。生徒会が中心となり、生徒と学校側が話し合ったり、校則についてアンケートを実施したりしながら、新たなルールの運用を始めている学校もある。生徒同士で議論を重ね、学校生活の規則について主体的に考える機会となっている。文科省は、4年度に教員向けの手引き「生徒指導提要」を12年ぶりに改訂し、意義を説明できない校則の見直しを促している。能代市能代二中(工藤真弘校長)では、5年度に当時の生徒会長の発案で、同校の校則に当たる「生活のきまり」の見直しを実施。あいさつや交通ルールを守ること、髪型や服装で周囲を不快にさせないのは当たり前と捉え、内容をシンプルにした一方、生徒がその場に合った服装を各自で考え、制服か体育着で登校する「セレクト登校」をスタートさせた。

制服か体育着での登校を選択する「セレクト登校」を行っている能代二中。3学期は全員が制服を着用する
制服か体育着での登校を選択する「セレクト登校」を行っている能代二中。3学期は全員が制服を着用する

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