「山林火災、人ごとでない」 大船渡市で活動した能代山本広域消防職員語る

 岩手県大船渡市で先月26日から続く山林火災に、能代山本広域市町村圏組合消防本部は緊急消防援助隊県大隊に職員計40人(7日現在)を派遣した。乾燥した草木や強風などで各所で同時多発的に火災が発生・拡大し、一度消火しても再び燃え上がる被災地域。現地で活動した第1次隊長の渡辺健警防課長(57)は「火災が常に拡大する中で、活動場所の地形や水利などに応じて必要なことを考え、最善な対応を各隊に指示しなければならなかった」、第2次隊長の加勇田清武救急課長(58)は「他県の部隊が道路にホースを置いてくれたおかげで、応援部隊が迅速に送水の準備を整えられた」と振り返った。また2人は「今回、大船渡で発生した山林火災は決して人ごとではない」と口をそろえる。

第2次隊が活動した岩手県大船渡市の現場(写真は能代山本広域市町村組合消防本部提供)
第2次隊が活動した岩手県大船渡市の現場(写真は能代山本広域市町村組合消防本部提供)

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