八峰能代沖洋上風力発電の漁業影響調査計画承認 関係機関の検討委

 八峰町・能代市沖の洋上風力発電事業者と県が共同で設置した漁業影響調査検討委員会の第3回会議が11日、同市海詠坂の能代山本広域交流センターで開かれ、直接の利害関係者である漁業者らと協議を重ねてまとめた漁業影響調査の計画を承認した。調査は海上工事着手2年前の今年5月に開始し、風車建設中の1年と稼働後3年を合わせた6年間にわたり、刺し網・定置網漁などの操業や漁獲対象の魚介類、漁場環境への影響を細かく網羅した項目ごとに調べる。検討委は、ENEOSリニューアブル・エナジー(東京)を中心に構成する「合同会社八峰能代沖洋上風力」(能代市)と県が昨年9年に設置。計画が承認されたことに、合同会社は「漁業との共存が大きなテーマで、調査計画は重要なもの。今後も漁業者と密に意見交換しながら事業を進めたい」とした。

漁業者の合意を得て漁業影響調査計画を承認(能代市で)
漁業者の合意を得て漁業影響調査計画を承認(能代市で)

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