JAXA能代実験場の新試験棟、2027年度半ばにも稼働へ

 あきたJAXA(宇宙航空研究開発機構)クロスイノベーション研究会のセミナーは11日、秋田市の県産業技術センターで開かれ、能代市浅内のJAXA能代ロケット実験場で水素関連事業に取り組む企業などが講演した。同実験場の小林弘明所長による講演では、一昨年にイプシロンSロケット第2段モータの地上燃焼試験中に爆発事故が発生した真空燃焼試験棟について、2027年度半ばをめどに復旧・稼働する見通しであることや、新たな試験棟は固体、液体双方のロケットに対応することなどが報告された。セミナーには65人が参加し、同実験場の小林所長のほか、荏原製作所(本社・東京都)の池田隼人さん、秋田大大学院理工学研究科講師の細木藍さん、同実験場の菊池日向さん、能代市企画部総合政策課企業連携室の鈴木良治室長が講演した。

講演などが行われたあきたJAXAクロスイノベーション研究会のセミナー(県産業技術センターで)
講演などが行われたあきたJAXAクロスイノベーション研究会のセミナー(県産業技術センターで)

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