フキノトウが顔出す 能代山本地方、今年一番の暖かさ

 能代山本地方で、春の訪れを告げるフキノトウが見られている。今冬、能代山本は寒波の影響で冷え込んだが、3月に入り気温が上昇。日当たりのいい道端などで顔をのぞかせ、春の息吹を感じさせている。12日の同地方は朝から青空が広がった。気象庁によると、この日の最高気温は能代市能代地域で15・6度(午後2時44分)、八峰町八森で12・8度(同3時23分)とそれぞれ4月下旬、中旬並みの暖かさで、今年の最高気温を更新した。同町八森岩館の国道101号沿いの道端では、青空の下、鮮やかな黄緑色のフキノトウが顔を出していた。大館市からフキノトウを探しに訪れていた70代夫婦は「フキノトウを見ると春だなと感じる。バッケ(フキノトウ)みそや天ぷらにして春一番を楽しみたい」と話していた。

フキノトウが地域住民に春の訪れを告げる(八峰町八森で)
フキノトウが地域住民に春の訪れを告げる(八峰町八森で)

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