
輝サーモン生育順調 26日に今季1回目の水揚げ
八峰町の岩館漁港でトラウトサーモン「輝(かがやき)サーモン」の養殖事業に取り組む八水(菊地陽一代表取締役社長)は、26日に今季1回目の水揚げを行う。約1500匹で養殖を始めた4季目の今回は、9割を超えた前季並みの生存率が見込まれ、5月にかけて4回に分けて水揚げ、出荷する計画だ。菊地社長は「サイズは昨年よりもいい。餌の食いが良かったのもあり、水揚げする時点で、平均で2㌔台後半になっていると思う」と手応えを語る。サーモンの養殖事業は、ハタハタの漁獲量減少などを受け、漁師の安定した収入確保や雇用創出を目的とする「育てる漁業」の試み。3年12月に県の委託を受けて県内初の取り組みとして始まり、2季目の4年からは八水の事業として、県や町の補助金も活用して実施している。