
八峰町「輝サーモン」今季初水揚げ 脂乗り十分500匹、早速店頭へ
八峰町の岩館漁港で26日、トラウトサーモン「輝(かがやき)サーモン」の今季1回目の水揚げが行われた。同町の若手漁業者らでつくる八水(菊地陽一代表取締役社長)が養殖事業に取り組んで4季目で、1月に海に入れた約1500匹の約95%が生存、この日に水揚げした約500匹は平均2・7㌔の重さだった。菊地社長(45)は「計算より300㌘くらい小さい」と残念がるが、「脂の乗りは、どこにも負けない」とアピール。27日から本格的に能代山本のスーパーなど市場に出回る。サーモンの養殖事業は、ハタハタの漁獲量減少などを受け、漁師の安定した収入確保や雇用創出を目的に実施。3年12月に県の委託を受けた県内初の取り組みとして始まり、2季目からは同社が県や町の補助金も活用し行っている。
