三種町、漁業振興計画策定へ 検討委員会で課題整理、対策描く

 三種町は今年度、漁業振興計画を策定する。同町の漁業は、日本海での海面漁業と八郎潟残存湖での内水面漁業の2種だが、担い手の減少や気候変動による漁獲量の落ち込みなど水産業を取り巻く状況は厳しさを増しており、実情を把握した上で資源の有効活用や成長産業化、漁業者の所得向上などを目指す。来年3月の計画策定に向け、24日は町役場で第1回検討委員会を開いた。検討委員は八竜漁業協同組合や八郎湖増殖漁業協同組合、町商工会、県水産漁港課、県水産振興センターなどの関係者8人。会長は田川町長が務める。計画の策定に当たっては漁業構造や操業形態、生産から流通、加工などの実態を調査したり、漁場環境の変化や担い手の減少・高齢化、新たな技術の導入といった課題を整理したりし、振興策を描いていく方針。

三種町は漁業振興計画の策定作業に着手
三種町は漁業振興計画の策定作業に着手

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