春花の風景 2025能代山本⑦

幼稚園のチューリップ(能代市) かわいいね

カラフルな花を咲かせ、子どもたちを喜ばせているチューリップ(能代市中和2丁目で)
カラフルな花を咲かせ、子どもたちを喜ばせているチューリップ(能代市中和2丁目で)

 能代山本各地の民家の庭先で赤や白、黄など、色とりどりのチューリップが鮮やかに咲き誇っている。幼稚園や小学校の花壇では子どもたちが花を眺めながら春を満喫する姿が見られている。
 能代市中和2丁目の能代南幼稚園・南ベビー保育園(山崎恵理子園長)では、30年ほど前から園庭の花壇(約20平方㍍)でチューリップを育てており、約200本の花が所狭しと並んでいる。毎年秋に、年長児と担任教諭が球根を植えており、今年も赤、白、ピンク、黄と鮮やかな色の花を咲かせた。 
 今年は例年よりも1週間ほど遅い20日ごろに咲き始めた。青空が広がった24日には見ごろを迎え、午前中に園児たちが園庭で遊びながら、花壇の前で足を止めては「かわいい」「いいにおい」「お花の中にテントウムシがいるね」などと声を弾ませながら、春風に揺れる花を観賞していた。
 年長児の児玉朱莉ちゃん(5)は「チューリップが咲くのを楽しみにしていた。ピンク色と白色のお花がかわいくて好き」と笑顔。山崎園長は「卒園した子どもたちが植えてくれたチューリップが、今年もきれいに咲いてくれた。これからも、毎年咲かせる花とともに、子どもたちの思いをつないでいきたい」と話していた。
 見頃はもう少し続きそうだ。

(成田 結子)

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