小舟操り丁寧に 三種町特産ジュンサイの収穫始まる

 三種町特産・ジュンサイの収穫が始まった。春先の寒さや日照時間の短さなどから、今季の収穫開始は生産農家によって例年に比べて5日から1週間ほど遅めという。出回る量は初夏にかけて増え、生産農家や加工業者、直売施設など町を挙げて旬の味覚を売り込んでいく。ジュンサイはスイレン科の水草で、ぬめりがあり、つるりとした食感が初夏の味覚として親しまれている。同町は国内有数の産地で、関東や関西などの飲食店などでも扱われ、人気を集める。同町森岳字横沢岱の安藤農園は、4カ所合わせて約1㌶の沼でジュンサイを栽培。好天に恵まれた1日は陽光が沼の水面に反射する中、摘み手が小舟を操り、水中に手を入れては若芽を一つひとつ丁寧に収穫していた。

三種町で特産のジュンサイの収穫が進められている(同町森岳字横沢岱で)
三種町で特産のジュンサイの収穫が進められている(同町森岳字横沢岱で)

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