山野草観察しながら高山登山 藤里町で「みどりの日の集い」

 白神山地世界遺産センター藤里館活動協議会主催の「みどりの日の集い 高山登山」は5日、藤里町内で開かれた。高山(388㍍)山頂を目指した参加者は、登山道沿いの山野草を観察しながら登り、新緑が勢いよく芽吹き出す「春紅葉」を堪能した。「みどりの月間」(4月15日~5月14日)行事の一環として毎年開催。今回は能代市や藤里町などから20人余りが参加し、秋田白神ガイド協会員、同センターのスタッフの案内で高山の山頂を目指した。湯の沢ルートから登り始めた参加者は、杉林から広葉樹へと植生が変わることで山の様子も大きく変化することを実感。広葉樹の若葉による「春紅葉」が山肌一面に広がり始めている様子に感動を覚えながら、登山道沿いに自生するヒメアオキ、エンレイソウ、イカリソウ、チゴユリなどの山野草を観察した。

「春紅葉」が進むブナ、ミズナラなどの広葉樹林を抜け、山頂で白神の山々の姿を想像する参加者
「春紅葉」が進むブナ、ミズナラなどの広葉樹林を抜け、山頂で白神の山々の姿を想像する参加者

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