産地化へ一歩ずつ前進 八峰町の生薬栽培、本格化から10年経過

 八峰町による生薬の産地化の取り組みは、平成27年度のジャーマンカミツレとキキョウの栽培本格化から10年が経過した。作業の効率化や収量増に向け、町が栽培実証し、得られたデータや技術の普及を図りながら、各農家が栽培を進めており、3年前からは乾燥・調製作業を民間の農業法人へ〝一本化〟し、持続的で安定した生産と出荷体制の構築、食品原料としての活用へ一歩ずつ前進。11年目の今年度は、キキョウは10戸が栽培に取り組み、収量は大台の1㌧を、カミツレは9戸が90㌔を、それぞれ目標に掲げている。

八峰町の生薬栽培は本格化から10年が経過。産地化へ一歩ずつ進む(写真は昨年10月、キキョウの根の調製作業)
八峰町の生薬栽培は本格化から10年が経過。産地化へ一歩ずつ進む(写真は昨年10月、キキョウの根の調製作業)

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