二ツ井中心部にクマ 住民から驚きと不安の声 学校は対応に追われる

 12日午前5時50分ごろ、能代市二ツ井町太田面地内の「二ツ井駅前」交差点近くの民家敷地でクマ1頭(体長約1㍍)が目撃された。目撃から約2時間後には北東に約800㍍離れた同町荷上場地内でもクマとみられる黒い動物が目撃された。これらの地区は5年秋にもクマの出没が相次いでおり、市や能代署が警戒を強めている。住民からは驚きと不安の声が聞かれ、1件目の目撃現場近くに住む男性は「一昨年(5年)も駅前で目撃されているので、駅の向こうの山にはクマがいるのではないか。今回目撃された交差点は、特に町の中心部。ここまで出て来たとすれば、実際に遭遇する可能性もあって危険だ」と警戒していた。クマの目撃を受け、二ツ井地域の小中学校や高校では保護者や児童生徒への情報提供、車での送迎を求めるなどの措置を講じた。

クマが目撃された能代市二ツ井町太田面の現場
クマが目撃された能代市二ツ井町太田面の現場

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