「白砂青松」再現へ 風の松原に守られる人々の会、松葉かきに汗流す

 能代市の住民グループ「風の松原に守られる人々の会」(桜田隆雄会長)は13日、同市河戸川西山下の県保安林で林床改良作業を行った。クロマツの生育環境を整えて、歴史的な景観である「白砂青松」を再現しようと、高齢者ら16人が松葉かきに汗を流した。砂地に落ちた松の枝葉を放置しておくと腐葉土化して栄養過多となり、広葉樹や雑草が生えて松の成長が妨げられるとされる。人々の会は平成23年5月、砂防林を管理する県や市と「能代市海岸保安林における林床改良の実施に関する協定」を結び、同年から県保安林約20㌶で砂と松が織り成す「白砂青松」を取り戻すための保全活動を続けている。20、27日は午前6時30分から除草作業を行う。一般参加も歓迎しており、問い合わせは人々の会事務局(成田さん、☎090・9635・7484)へ。

松葉かき作業により白い砂地が現れた(能代市河戸川で)
松葉かき作業により白い砂地が現れた(能代市河戸川で)

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