標準語と英語に翻訳した「秋田の三湖伝説」発刊 三種町の荒川さん

 三種町など県内各地に伝わる「三湖伝説」を国内外の多くの人に知ってもらおうと、同町鹿渡の元中学校英語教諭、荒川直美さん(57)が、方言で伝わる話を標準語と英語に翻訳した「秋田の三湖伝説 Three Lakes and Three Dragons in Akita」を発刊した。荒川さんが翻訳を思い立ったのは4年ほど前のこと。もともと古今東西の民話や伝説に興味があり、特に「三湖伝説」は、同町をはじめ、県内外の各地にさまざまな伝承が残る壮大さに引かれていた。子どもたちや、本県を訪れる外国人観光客に、地元の地名や地形、神社仏閣などに伝わる歴史や伝承を知ってほしい願いが原動力になったという。同書はB5判62㌻で、定価1100円(税込み)。能代市の一長堂書店のほか、各通販サイトでも取り扱っている。

「秋田の三湖伝説」を発刊した荒川さん
「秋田の三湖伝説」を発刊した荒川さん

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