
雑草をお金に変えようと活動 下岩川地域づくり協、ヨモギの収穫始める
三種町の下岩川地域づくり協議会(近藤久信会長)は今年度、「イワガde宝の郷プロジェクト」と銘打ち、地域に繁茂するヨモギの収穫を始めた。国産ヨモギは和菓子や健康食品の原料として需要が高く、採取したヨモギは菓子原料メーカーに出荷する。草地や道端など至る所に生え、農業の生産現場では雑草として扱われるヨモギを地域資源として仕事に変える。協議会は、農地や山林を保全・活用しながら新たな仕事や雇用の創出、住民の生活支援、移住者の受け入れといった事業を展開して地域を将来に引き継いでいこうと昨年2月に設立。6年度は和菓子や赤飯などに使われる豆「赤ささげ」の栽培を始めたが、
今年度は新たにヨモギの収穫にも乗り出した。今月8日が初めての採取となり、協議会事務局によると、8、9日の2日間で47㌔を収穫したという。
