スタインウェイとヤマハ候補に 能代市、文化会館のピアノ更新へ検討会

 能代市は今年度、市文化会館で導入するピアノの選定に取り組んでいる。現在ある2台のうち1台を更新する計画で、候補はスタインウェイとヤマハの二つ。音楽関係者による検討会を4月から開いており、今月9日には秋田市のあきた芸術劇場ミルハスを訪れ、ピアニストの演奏などを通して音の違いを聴き比べた。6月にも開く次回の検討会で委員から意見を聞いた上で、市として導入するピアノを決める。ピアノは今年度末までに納品し、市内のボランティア等による「弾き慣らし」を行う考えで、市教育委員会は「市民に喜ばれるピアノを導入したい」と話している。文化会館にはフルコンサート用グランドピアノが2台あり、1台は昭和55年の開館時から使用し40年以上が経過。もう1台は平成5年に購入し、30年余り経過している。いずれもヤマハ製。

検討会のメンバーが秋田市のミルハスを訪れ、候補となっているピアノの音を聴き比べた(能代市教委提供)
検討会のメンバーが秋田市のミルハスを訪れ、候補となっているピアノの音を聴き比べた(能代市教委提供)

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