新緑の房住山楽しむ 三種町、山開きで安全祈願とテープカット

 三種町に登山シーズンの幕開けを告げる房住山(標高409㍍)の山開きは18日に行われた。NPO法人三種町観光協会(三浦基英会長)の主催。県内外から約70人が参加し、神事に臨んで安全を祈願し、林道の入り口にある大鳥居でテープカットを行った。参加者はブナの新緑など、この季節ならではの景色を楽しみながら山頂を目指した。登山は例年、10月中旬まで楽しめるという。房住山は、同町琴丘地区と能代市二ツ井地区にまたがる。山頂からは東に森吉山、西に日本海などを一望できる。歴史と信仰の山として知られ、征夷大将軍・坂上田村麻呂と長面三兄弟による攻防の伝説も残る。江戸時代末期に地元の人たちによって建立された石仏群・三十三観音も登山道に沿って残されている。

新緑を楽しみながら山頂を目指した(三種町の房住山で)
新緑を楽しみながら山頂を目指した(三種町の房住山で)

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