能代市、水素ラボ構想実現に向け調査 8年度中には実施設計

 能代市は、水素ラボ構想の実現に向けた調査に取り組んでいる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)能代ロケット実験場内で発生する水素ガス(BOG)を活用して企業や大学等に提供する構想で、市主体で設備を整備する。6年度は実現可能調査として企業訪問などを行い、設備に求められる機能などを洗い出した。今年度は具体的な仕様や導入費用などを盛り込む基本計画を作成するため、さらに調査を実施している。着工時期はまだ流動的だが、8年度中に少なくとも実施設計をしたい考えで、市は「ハードルを一つ一つクリアし、能代を水素の新たなプレーヤーを育てる拠点にしたい」としている。

 構想では能代ロケット実験場のタンクから発生するBOGを再利用しようとしている(昨年12月)
構想では能代ロケット実験場のタンクから発生するBOGを再利用しようとしている(昨年12月)

関連記事一覧

error: Content is protected !!