
銘青会まつり開幕 原木の販売額伸びず 買い方の選別眼厳しく
県銘木青年会(銘青会、小林栄也会長)の第41回銘青会まつりが30日、能代市河戸川の同センターで開幕し、製品と原木の競りが行われた。原木市では地元産の秋田杉約90立方㍍が完売し、総額109万円の売り上げとなった。良材不足の中、買い方の選別眼が厳しく、原木販売額は伸びなかった。センターの山下利治営業課長は「太めの材が不足し、(木目が真っすぐに通った)柾目(まさめ)が取れる良質な丸太が少なかった。虫害などの欠点も見られ、狙いの製品が確保できないケースが多かった」と述べ、慢性的な良材不足に懸念を示した。最終日の31日は製品の競り売りが行われる。
