
テロリスト侵入想定し 能代火力発電所で訓練
能代市大森山の東北電力能代火力発電所(鈴木拓哉所長)で12日、テロ対処訓練が行われた。テロリストが警備員の隙を突いて構内へ侵入したと想定し、参加者が警察や関係機関への通報、情報共有といった初動対応、捜索・制圧逮捕の手順を確かめ合った。訓練は、重要なインフラ施設である同発電所でのテロに備え、対応力を高めようと同発電所など能代山本35事業者で組織する「能代山本テロ対策推進パートナーシップ」の活動の一環。発電所員や能代署員約60人が参加した。同発電所の横山保雄副所長は「テロや不審者侵入といった事態に遭遇しても発電所への影響を最小限にとどめるためには初動対応が大切。有事の際のノウハウ、緊急事態に備える重要性を認識できたので、訓練の成果を今後に生かしていきたい」と話した。
