
能代市内の小中学校で「天空のまんぷく給食」 障害者らが造ったみそ使用
能代市内の小中学校で12日、同市鰄渕の能代地域生活支援センターの就労支援B型事業を利用する障害者らが造ったみそを取り入れた「天空の能代まんぷく給食」が提供された。児童生徒は給食を平らげ、ふるさとの食の豊かさや大切さに理解を深めた。「天空の能代まんぷく給食」は、市学校給食センターが児童生徒に地場産食材に関心を寄せてもらおうと3年度に始め、栄養教諭が考案した統一献立を年1回提供している。5回目の今年度は、能代地域生活支援センターの就労継続支援B型事業の自主製品として利用者と職員が手作りした「にこ輪」と「やまぶき」の2種類のみそを使った「にこ輪のみそ汁」、「鶏肉のやまぶきみそマヨネーズ焼き」を考案。栄養教諭が製造過程や生産者の思いを取材し、地元食材や障害者の頑張りを伝えようと心を込めた。
