風の松原の松くい虫被害が増加 高温や降雨の影響か

 米代西部森林管理署が能代市の砂防林「風の松原」で昨年夏から秋にかけて実施したクロマツの調査で、松くい虫の被害木が5964本(1893立方㍍)に上ることが確認された。前年より本数で3割増、材積で4割増と大幅に増加し、過去5年間で最多となった。高温や降雨などが影響して被害が拡大したとみられる。同署では毎年約1億円の予算を投じて予防から伐採・処理に至るまで多角的に対策を講じており、「被害を最少に食い止めるため、防除を徹底したい」としている。

薫蒸処理された被害木。シートがかぶせられて置かれている(能代市の風の松原で)
薫蒸処理された被害木。シートがかぶせられて置かれている(能代市の風の松原で)

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