
能代山本各地にイノシシ出没 農作物への被害拡大懸念も
県内でイノシシの目撃・捕獲数が増加している。6年度の目撃数は全県で281頭(前年度比70頭増)、捕獲数は450頭(同212頭増)。能代山本4市町でも今年度、イノシシによるものとみられる農作物の食害や、農地が荒らされる被害が発生している。所有する休耕田を荒らされた能代市内の男性は「地域で複数の目撃情報がある」と話し、農作物への被害拡大を懸念。4市町は目撃情報を収集しながら、わなによる捕獲などの対策に努める。市農業振興課によると、6年度に報告があった目撃件数は計19件(能代地域12件、二ツ井地域7件)で、前年度比1件増。能代地域は桧山や母体、中沢、大台野など、二ツ井地域は鬼神や麻生、濁川、小繋などから情報が寄せられた。4月から9月に集中した。
