出水期前に水防点検 国交省能代と関係機関、米代川を合同巡視

 国土交通省能代河川国道事務所は17日、能代市内の米代川沿いの「重要水防箇所」を関係機関と合同で巡視した。洪水時の越水などの被害が想定される地点について、水防活動に当たる地元消防団員らと共に見て回り、有事の備えを確認した。重要水防箇所は、洪水時に危険が予想され、巡視や点検、水防活動を特に注意して行う必要がある。合同巡視は、梅雨や台風などによる大雨が懸念されるシーズンに実施している。午前中は、能代地域の「中川原」「鶴形」「吹越」など計7カ所を巡視。同事務所と県山本地域振興局、市、能代山本広域消防本部、消防団から約40人が参加した。開始に当たり、能代河川国道事務所の小笠原清所長は「近年は集中的な雨が降ることが多い。梅雨入りし、本格的な出水期でもあり、備えを強化する必要がある」と呼び掛けた。

関係機関が一堂に会し、米代川の水防活動を確認(能代市の左岸堤防付近で)
関係機関が一堂に会し、米代川の水防活動を確認(能代市の左岸堤防付近で)

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