荷さばき所に褐色のスルメイカ 八峰町の八森・岩館両漁港で水揚げ

 7月の休漁を控え、八峰町八森、岩館両漁港を拠点とする底引き網船はスルメイカを狙って出漁している。かつてない豊漁に沸いた昨年同期と比べると、水揚げ量は10分の1程度というが、漁師にとっては貴重な収入源で、26日も6隻が出漁。荒天のため半日で漁を切り上げざるを得なかったものの、荷さばき所には透明感のある褐色に輝くイカが並んだ。八森漁港と岩館漁港は各3隻、計6隻の底引き網船が操業。底引き網漁は資源保護のため7、8月は休漁と定められており、休漁前の6月は〝稼ぎ時〟。ヒラメやカレイ、タイといった定番のほか、近年はスルメイカの漁獲量が増えており、県漁協北部支所によると、6月の1カ月間の水揚げは、5年が約42・1㌧、昨年は約159・9㌧と急増。今年の6月は26日までで10日間出漁し、約15・8㌧を水揚げした。

休漁を前に、スルメイカが水揚げされた(八峰町の八森漁港で)
休漁を前に、スルメイカが水揚げされた(八峰町の八森漁港で)

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