2021五差路

 

アスリートから元気を

(2022.1.23

 新年早々どか雪に見舞われ、その後も雪の日が多く、連日の除雪は足腰にこたえる。特に大変なのは除雪車が通った後の雪塊の処理だ。車庫の前に大きな“土産”が並び、その片付けは大仕事。高齢のひとり暮らし世帯などは、自力ではどうしようもなく、家から出られない事態になりかねない。
 そうした「除雪弱者」のため、近隣で助け合う光景が見られる。住民総出で雪を一掃する地区もあった。「自助」で行き届かないところを「共助」で補う温かい活動だ。生活の安全確保のための雪の処理だが、事故も多発しており、作業は安全第一を心掛けたい。
 還暦を過ぎた身には“厄介者”とも言えるが、子どもの頃、雪は何よりの遊び道具だった。昭和の時代は市町村はもとより、学校単位でも近場にスキー場があった。雪を活用したイベントもさまざまで、白銀に子どもたちの歓声が響き渡った。少子化、人口減少が進んで催しはどんどん減り、数少ない行事もコロナ禍で中止が相次ぐ。
 その雪、氷の上で熱戦を繰り広げるスポーツの祭典、北京冬季オリンピックは来月4日の開幕まで2週間を切った。東京五輪が1年延期され昨年夏の開催となったため、ほぼ半年での夏季大会とのリレーとなる。
 フィギュアスケート男子シングルで羽生結弦の3連覇なるか、スキージャンプ女子で高梨沙羅が悲願の金メダルを手にするか、世界舞台で好成績を挙げているフリースタイルスキー、スノーボードの日本勢はどうかなど、期待が高まる。気が沈みがちなコロナ禍、東京五輪同様、アスリートから元気をもらいたい。

           (池)


 

元気、希望伝える紙面

(2022.1.16

 全国の新聞社から当社に届く元日付「新年号」。正月休み明けに、各紙の“力作”に目を通すのが毎年の楽しみになっている。
 このうち北海道の「苫小牧民報」は、1面に「夢花火」と銘打って昨年打ち上げられた花火の大きな写真を載せながら、「夢を阻む要因はあちこちに存在する。一人一人の声を伝え、それらを一つ一つ取り除く、取り除くための努力を続ける」という編集局長の誓いを掲載。
 兵庫県の「丹波新聞」は、当地のNPO法人が開いた「社会的つながりプロジェクト」交流会への参加者20人が、グータッチで大きな輪をつくる様子の写真に、「笑顔を広げよう。もう一度。元気を出そう。もう一度」との文を添えた。
 長野県の「市民タイムス」は、巻頭に「夢へ進む 未来につなぐ」の大見出しを打ち、新型コロナウイルスが暮らしに変化をもたらす中にも、伝統行事を引き継いでいくとする関係者の思いを紹介。福島県紙「福島民報」は、「福島の復興や地域づくり、コロナの克服にもSDGs(持続可能な開発目標)の視点が欠かせない」として、SDGsに関する話題を20㌻以上にわたり特集していた。
 新年号は各新聞社が1年の幕開けにふさわしい内容を目指し、工夫を凝らして編集を行う。コロナ禍が長期化している中、読者に元気を、地域に希望の光をもたらしたいとの思いが、今年はどの紙面からも強く感じられた。
 コロナがまた、暴れ出した。終息の時もまた遠のいてしまったが、元気や希望の光は地域にともし続けなければ。そんな紙面づくりに今年も記者一同、取り組んでいきたい。

           (平)


 

満足度の向上、なぜ

(2022.1.8

 新年号恒例の市民アンケートは、1千枚配布し380人から回答を頂戴した。ご協力ありがとうございます。381人目と382人目の方、すみません、締め切りを2~3週間過ぎており、集計に間に合いませんでした。「あ、まだ出してない」と思い出してくださったのでしょう、ありがとうございます。
 何か手だてはないものかと思うのだが、集計は手作業だ。回答記入済みのアンケート用紙をセットしたらデータが出てくるなんてハイカラ(ハイテク?)なマシンはなく、イーチ、ニーイ、サーンと用紙をめくり、ひたすら数える。数え終わると、表計算ソフトや電卓の力を借りながら、足し算、割り算、引き算をせっせと。
 作業を進め、1人ひとりの意思が380人分の一固まりのデータになってきた時、気付いた。結果が、前回調査に比べ、総じてプラスの方向にシフトしている。例えば、斉藤市政の評価であり、新型コロナウイルス対策への満足度であり、市職員の仕事ぶりであり。
 満足度が高いこと自体は、悪いことではない。ただ、現状を肯定する傾向が複数の調査項目で一斉に出てきたのが、気にかかる。幸福度が上がった?満足のハードルが下がった?批判的な見方をすることそのものに嫌気が差している?それとも、手のひらで転がされている…わけではないと思いたいが。さて、なぜだろう、と思う。そして、回収できなかった618枚は、どのような意思が書かれるはずであったのだろうか、とも。
 一方、プラス傾向が進む中で横ばい圏内だったのは、市議会議員の仕事ぶりへの評価。さて、なぜだろうと考えてみてほしい。

(渡)


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