カミツレの収穫盛ん かれんな花摘み取る 八峰町

 八峰町で生薬のカミツレの収穫が盛んに行われている。カミツレは町が産地化を目指しており、今年度は農家や法人計7戸が約50㌃で栽培している。白くかれんな花が陽光を浴びてまぶしい畑で、農家らは爽やかな香りに包まれながら花を摘み取る作業に汗を流している。町は稲作に依存しない農業の推進や休耕地の解消などを目的に生薬栽培に着目し、平成24年に漢方薬メーカーなどでつくる東京生薬協会と「生薬の栽培の促進に関する連携協定」を締結。27年度にカミツレとキキョウの栽培が本格化し、製薬会社の龍角散(本社・東京都)に出荷している。収穫作業は20日ごろまで行われる予定。乾燥や袋詰めを経て7月に出荷される。

八峰町でカミツレの収穫がピークを迎え、花を丁寧に摘み取り(同町峰浜田中で)
八峰町でカミツレの収穫がピークを迎え、花を丁寧に摘み取り(同町峰浜田中で)

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