旧能代西高の桜並木、一部伐採へ 県の新工業団地整備で

 3年3月で75年の校史に幕を下ろした旧能代西高(能代市真壁地)の敷地に植栽された桜が見頃を迎えている。学校行事や同窓会事業の一環としてソメイヨシノや八重紅枝垂れ桜など多彩な品種が植えられ、現在も約100本が咲き誇る。しかし県が計画する再生可能エネルギー工業団地の整備に伴い、一部の木は今年度内には伐採される予定で、多くの卒業生の心に残る風景は様変わりしそうだ。平成27年に発行された創立70周年記念誌には、桜の植栽に関する記述は少ないが、同校同窓会長の桂田和弘さん(71)=藤里町粕毛=によると、旧校門から農場へと続く道路沿いの桜は在学中(昭和43~45年度)には既に植えられており、陸上競技場近くにあった学生寮「東雲寮」からもよく見えたという。

多くの生徒を見守ってきた旧能代西高の桜並木(能代市真壁地で、18日撮影)
多くの生徒を見守ってきた旧能代西高の桜並木(能代市真壁地で、18日撮影)

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