美術を通した「居場所」
コロナ禍が落ち着いた今年は、地域で「居場所づくり」が活発だった。高齢者が集うサロンや趣味のサークル活動、不登校や引きこもりを支援する活動などを取材する機会が多く、人が集まることが避けられてきた昨年までとは対照的な光景に、多くの人がつながりを求めていると感じた。
コロナ禍が落ち着いた今年は、地域で「居場所づくり」が活発だった。高齢者が集うサロンや趣味のサークル活動、不登校や引きこもりを支援する活動などを取材する機会が多く、人が集まることが避けられてきた昨年までとは対照的な光景に、多くの人がつながりを求めていると感じた。
3月28日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で能代松陽高が能代山本の球史に刻まれる激闘を演じた。第95回記念選抜高校野球大会の3回戦で、全国屈指の実力校・大阪桐蔭と大接戦。三塁側アルプススタンドから緊迫の投手戦を見詰めた。
今年も残りわずか。1年を振り返ると、さまざまな取材に携わったが、とりわけ印象に残っているのは能代市浅内のJAXA(宇宙航空研究開発機構)能代ロケット実験場の爆発事故だった。
6月30日に能代港へ初入港した海上自衛隊の護衛艦「のしろ」。これまでさまざまな艦に乗り、見学したことはあったが、古里・能代にちなんだ艦名ということもあり、感慨はひとしおだった。
白神山地は、ブナが優占種の原生的な森が日本海側の多雪地域に広がり、豊かな生態系の姿を残しているのが世界的な価値として評価される。11日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産登録から節目の30年を迎えた。
早いもので、もう師走。残り1カ月を切った今年は、読者の皆さんにとってどのような年でしたか?暗いニュース、明るい話題、さまざまあった能代山本。昨年の小欄でもしたように全国郷土紙連合(12社加盟)のホームページ(HP)に掲載した北羽新報の記事で、アクセスが多かったものを紹介し、2023年を振り返ってみたい。
プロ野球日本シリーズは阪神タイガースが制し、38年ぶりの日本一に輝いた。第7戦までもつれた頂上決戦、北秋田市出身の中嶋聡監督率いるオリックスバファローズの健闘も光った。中嶋監督は鷹巣農林高から昭和61年のドラフト3位でオリックスの前身の阪急ブレーブスに入団。強肩捕手として、西武、横浜、日本ハムと移籍し、両リーグ最長となる実働29年の記録も残る。
数年前、秋田自動車道・三種町天瀬川付近を秋田市方向へと走行していると、100㍍ほど先を「黒い個体」が横切っていくのが見えた。生まれて初めての〝目撃〟に驚いたが、今なら同時に恐怖感も覚えるだろう。県内では今年、クマの人身被害が後を絶たない。県によると、4月から今月7日までにクマに襲われるなどして負傷した人は65人。昨年度は年間で6人で、いかに異常事態かが分かる。
8月の使用電力量も、電気料金も、わが家史上、過去最大であった。なにぶん、エアコンが1台増えた。なんの虫の知らせがあったわけでもないが、6月設置。結果、「ああ、良かった」である。まさかあんなに暑くなるとは。最大3台が稼働、室外機が排出する温風もマシマシで、地球温暖化に加担した気がしないわけではない…地球よ、すまぬ。
記事を書いたり直したりする際に参考にしている北羽新報の記者必携の「用字用語ブック」(時事通信社)が7年ぶりに改訂された。この間、人工知能(AI)の活用が進むなど、社会は大きく変化しており、最新の第8版では、時代の動きに合わせて用語の入れ替えを行ったほか、外来語や外国地名、運動用語、特定商品名などの表記を見直したという。